20年間広告業界にて様々なプロジェクトの業務経験を積み、海外事業部長として主にアジアの企業との折衝に携わる。キャリアアップのためにビジネスの幅広い手法を学び、プレイングマネージャーとして社内全体のビジネススキルの底上げや人材教育にも携わる。IT分野では、スクラム開発のスクラムマスターを務める。
私たちビジネスパーソンの存在価値は、「お客様の問題を、自分のスキルを活かして解決して差し上げる」ことです。ですから、お客様に満足していただくためには、お客様の問題を「お客様の視点で」正しく把握できていなければなりません。
ところが、これが簡単なようで簡単ではありません。理由としては、私たちはお客様になり切ることはできない、「問題」とは何かを理解できてない、「問題」の定義について理解できていたとしてもそれを実践で活かすことができない、などがあります。
私自身、お客様企業の問題解決のために講師を務めておりますので、この意識を自分に課しています。一方的に作成したカリキュラムでそのまま研修を実施するのではなく、まずはお客様の問題をお客様の視点で理解することに努め、その問題を解決するためのカリキュラムを設計し、研修を実施しています。
企業研修の最終的なゴールとは、受講者の皆さんの成長を通して顧客企業の業績向上に貢献することであり、また受講者の皆さんがより生き生きと活躍できるように精一杯お力添えをすることです。「理想論ではなく、実際に生じる状況に即した内容のため、業務で活かしていけそう」「こんなに緊張感のある研修は久しぶり」などのご感想をいただいています。単にビジネススキルをお伝えするのではなく、受講される皆さんに注目し、受講後のご自身の成長と可能性を感じて職場に戻っていただけるよう、日々取り組んでおります。